今回は第2章の解説になります。この章の特徴として、まず最初に昔の四間飛車穴熊の形である「単純穴熊」対銀冠(下図)を見ていきます。
そして何故この単純穴熊が滅んでしまったのかを勉強することにより、いわゆるそこからの修正点を知ることで、より深く現代の四間飛車穴熊を理解していこう、という作りになっています。
過去のことはどうでもいいと思いがちですが、単純穴熊が何故通用しないかは、けっこう大きい問題でして、これを知らないとそもそもこの戦型に対する考え方が分からないと思います。
はい、こちらが単純穴熊の図でございます。というわけで、内容を見ていきましょう。