カテゴリー別アーカイブ: 棋書 [詰将棋]

王様殺人事件

王様殺人事件―極上の詰将棋ミステリー (MYCOM将棋文庫SP)詰め将棋作家伊藤果と推理小説作家吉村達也の夢のコラボレーション、という前フリで、ぼくはしばらくずっとこの本は「将棋が関係してくる推理小説」だと思ってました。

だから本屋で見かけても手に取ることは無かったんですが、ある日これが「伊藤氏の華麗な詰め将棋を推理小説作家が解くというか解説する本」であることに気づき、それは面白そうだ!と思って買ったのでした。

で、ワクワクして読み始めたんですが・・・この本の読み方が全くわからんのですよね。詰め将棋はどれも華麗なものばかりで素晴らしいんですが、難しすぎてほとんど解けないんです。

まぁ、解くというよりも作意を解説によって楽しむというような構成になってるんで、とりあえず気にせず読み進めることにしました。

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新7手詰めパラダイス

新7手詰めパラダイス前回紹介した「5手詰ハンドブック」をマスターしたパワーを確かめるべく、
手に取ったのがこの棋書です。

5手詰め20題・7手詰め60題・9手詰め25題の計105題です。

「詰将棋パラダイス」略して「詰パラ」と呼ばれる専門誌に掲載された問題で構成されています。

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5手詰ハンドブック

5手詰ハンドブックぼくは以前、詰め将棋が大嫌いで、見るだけで頭が痛くなるほどでした。

強くなるには詰め将棋を解け!とは言われるものの、楽しむための趣味なのに嫌いなことをやるのは、やっぱりありえないですよね。

そこで「詰め将棋を解かずに初段になる!」と心に誓って、それを達成したのがぼくの唯一の自慢です。

しかし将棋とは玉を詰ますゲームなので、詰まさないと勝てないと言われますが、そんなことはありません。大差をつけたり受けきったりで勝つのはもちろんのこと、とにかく1手差以上の差をつけていれば問題ないはず。

ぼくが目指したのは、序中盤で優勢を築き、逃げ切るというスタイルです。そのためにしこたま定跡を勉強しました。ですが、さすがに初段クラス以上ではそうそううまくいかず、決め手に欠けるこのスタイルでは限界を感じました。

やはり終盤の勝負所では「ここで決めないとダメ」という局面があり、そこで詰みや必至を決めないとなかなか勝てません。

うーん、勝てない・・そんな頃に出会ったのがこの棋書でした。

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3手詰ハンドブック

3手詰ハンドブック我が家のトイレに置いてある棋書シリーズその1です。

過去の偉人の誰かが言ってました・・「トイレは最も集中して本が読める場所だ!」・・と。

誰だか忘れましたしセリフも適当ですが、やっぱりトイレ用棋書は何冊か欲しいところです。

どんな棋書がトイレ向きか、というのは人それぞれだと思いますが、ぼくは1トイレ(大)所要時間(仮)が短い方?なので、「サクサク読めて、途中でも区切りがいいかんじ」な本がいいわけです。

そんなわけで簡単な詰め将棋の本がベストなんで、この「3手詰ハンドブック」なわけです。

今までは類書の「5手詰ハンドブック」がトイレ用だったんですが、微妙に時間かかるのと1見開き(4問)単位で読みたいのに、中途半端に7問目で悩んだりするといろんな意味でフン切りが悪いので、コレにしました。

この本はちょっと簡単すぎるので読む気がしなかったんですが、トイレに置き、1トイレ(大)で何見開き読めるかトライアルすることにより、俄然やる気がでます。

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