穴熊全盛のこの時代。
生き抜くにはやはり「端攻め」でしょう。
振り飛車相手に穴熊やトーチカを使ったりすると、「そんなに綺麗に端攻めされたら、受け方わからないよ!」
ってことがある一方、振り飛車をもって穴熊を相手にすると、「端攻めしたのに、端から逆襲されてるよ(涙」
ってこともあるのは、ぼくだけでしょうか・・。
そんなみんな?の垂涎の一冊がコレ、端攻め全集だ!
なんといっても、端攻めだけで一冊ですよ。
古本屋で見つけたときは、ノータイムで購入しました。端攻めをマスターすれば、香車一本強くなるって言いますしね。
この棋書、1979年刊行の古い本だったのですが、1998年に棋譜等に修正を入れて再発行され、そしてついに2011年、文庫版で復刻しました!しかも「将棋必勝手筋100」という、基本手筋の本も同時収録で超お得!
さて、それでは内容を軽くご紹介。
※本記事は1998年版のコメントの為、将棋必勝手筋100の内容には触れていません。
第1章・端攻めの基本
端攻めに使う手筋の、ほとんど全てを解説してあります。
連打の歩から垂らしの歩、端をからめた簡単な攻めなどが網羅してあります。
歩がたくさんある場合や、1歩だけならなどの条件別、香車を1四までつりあげて2四飛を狙う形や、1二までつりあげて1一に飛車打ち込み等、複合的な端攻めの簡単な分野ですね。
まぁ、見たことや使ったこともあるものばかりですが、再確認と新しい発見もあるかもしれません。
第2章・各戦法にみる端攻め
タイトル通り、戦法別により実戦的な端攻めの解説をしてくれてます。居飛車振り飛車対抗形・矢倉・棒銀・角換わり腰掛銀・相掛かりとタテ歩についてです。
端をからめた攻め、つまり棒金などの解説ですね。香車を取って他のところに打つのを狙う、などの実戦的な攻めも見せてくれています。
第3章は実戦の解説となっていて、プロの将棋から端攻めを焦点に12本解説してあります。
端攻めが苦手だったぼくは、この本を2回読んで端攻めに自信が持てるようになりました。非常にオススメの1冊です。
でも・・相手の方が端攻めうまいんだよなあ(遠い目
毎日コミュニケーションズ
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推奨棋力:10級以上。