将棋漫画の金字塔「月下の棋士」をムサ苦しく語る第2弾です。今回紹介する第2巻こそが本作品で最も面白い巻と言えるでしょう。なんと言っても、全登場人物の中で最もアツい男「鈴本永吉」がメインとなるからです。
鈴本永吉、、彼は年齢制限ギリギリの三段(当時の規定なので30歳)。
プロ棋士には定年はない、、しかし!プロ棋士になるまで、、四段に昇段するまで、、「定年」があるのである!!
「30歳と364日をもって四段に昇段できぬ者は、退会とす。」
というわけで鈴本にとってラストチャンスの三段リーグ。昇段候補は、鈴本に加えてもちろん主人公と、さらに郷田九段をモデルにした登場人物「幸田」の3人。