ついに2014年04月号から、将棋世界が普通の電子書籍になってしまいました。今までのiPadアプリのように局面図が動かせなくなりましたが、iPhoneでも読むことが可能になったのが唯一のメリット。
また、この電子書籍版が手に入るのは下記5つ。
「雑誌オンライン」「マガストア」「Fujisan.co.jp」「Amazon Kindle」「Google Play」
ぼくとしては週刊将棋を購入している「雑誌オンライン」や、家電雑誌をたまに購入している「マガストア」との比較に迷いましたが、ここは世界規模である「Amazon Kindle」を選択しました。
ただし、iPhoneやiPadで電子書籍を読むための「Kindleアプリ」には、一つ大きな欠点がありまして、このアプリ内で直接電子書籍を購入することが出来ない、ということ。つまりAmazonのサイトで購入手続きをしてからでないと読めないのです。
でも購入してしまえばすぐ同期してくれるので、そんなには問題ないですが、他の電子書籍アプリでは可能なので、個人的には気になりましたね。
そして最も気になるのが、果たしてiPhoneの4インチという小さい画面(今回はiPhone5を使用)で将棋世界を快適に読むことが出来るのか!?使い勝手は?というところ。よーし、レッツトライ!
と、その前にiPhone5の縦横の比率って約16:9なんですが、実は正確に16:9ではないんです。縦横で1136 × 640となってますが、計算すると71:40になります。本当は16:9にするなら横幅は640ではなくて639にする必要があるのですが、ずっと640だったのでそのままにしたのでしょう。
だからHDの動画を全画面で見ると、端っこが1ピクセル分、黒くなってるらしいです。ぼくのiPhoneは黒だから視認するの不可能ですけどね。
さて、明日使える豆知識を織り交ぜたところで、AmazonのPCサイトでKindle版将棋世界を購入し、まずはiPadminiで読んでみます。まあ普通です。ダウンロードのスピードはそこそこじゃないでしょうか。画面の大きさとしては、将棋世界的にはこのiPadminiが一番いいと思います。
iPadのサイズだったら、横にして2画面で読むことも可能なので悪くはないですが、やっぱり本を読むのに軽さは大事ですね。
さて、そんなところで軽さならナンバーワンのiPhone5で開いてみます。購入した本たちが並びます。といっても2冊しかないですけど。
ちなみに本の下の○○○○○○○○○○○○○○○○のところで青くなっているのが、だいたい読んだ分量が全体のこれくらいですよ、的な表示になってます。偉いです。
それでは開いてみると、、
こんな感じでiPadminiと、読んでいた位置をすぐに同期してくれます。これは便利です。ちなみに画像は説明のために後で撮ったものなので表示が途中のページで申し訳ないです。
ここで、はいを押すと、すぐさまそのページに移動します。
基本はこんな感じ。天地が余っているのが気になりますが、縦横比的にしょうがないですね。とりあえずはこのままでは読めない大きさです。
画面を2回トントンとダブルタップすると自動でそれなりに読める大きさになります。でもちょっと小さいので、上の画像は2本指を使ってもう少し大きくしたところ。
どちらにしろ微妙な大きさで、本気で読むのはつらいですが、通勤電車の中とかならまあいいんじゃないでしょうか。
ちなみにどの大きさに変更しても、画面をダブルタップすると最初の大きさに戻ります。そして、画面を1回だけシングルタップすると、上下にコントロールパネル的なものが表示されます。
一番下がページ移動をスムーズに行うスライドバー。高速で移動できますが、読んだことのない本を高速で移動するのは電子書籍では無理がありますね。ただしニュータイプの人にはおすすめの移動法です。
最も大事なのが、下から2段目中央の「明かり調節」ボタンで、これを押すとさらに下のように明かり調節バーが出ます。
本を読むのに明かりを簡単に調節できるのはいいなと思ったけど、いまのOSならそもそもが簡単に明かり調節できるようになっていたので、もうそこまで必要では無かったですね。
また、左上の「三」ボタンを押すと、下のようなメニューが現れます。
一気に目次に移動できるのは便利ですね。しかしながら目次でタイトル名をクリックするとそのページに飛ぶ機能が無いのが痛いです。
そこで、先程のメニューのなかにある「位置」というのが大事な機能で、これを押すと下のように直接ページを入力することができます。
さっきの高速バーを使っての移動はなかなか難しいので、目次でページ数を確認後、これで移動するのが確実です。ただし、紙面上での84ページは、アプリ内のロケーションで85、というように表紙のせいで1個ずれるので注意が必要です。
どちらにしろスムーズに読みたいページに移動するのは面倒なので、1ページ目からのんびり読んでいくしかないですね。これが雑誌としては痛いなあ。文庫本やマンガとかなら最初から読むしかないから問題ないんですけどね。
まあとりあえず操作感は文句なしです。端末間の同期のスムーズさやダウンロードの安定感は、他の電子書籍アプリより優れていると思います。さすがワールドクラス。
iPhoneとしての問題はやっぱり画面サイズですが、まあ読めなくはないといった程度。次世代のiPhone6が、4.7インチと5.5インチになるという噂ですので、期待してます。
ちょっと5.5インチは携帯電話としては大きいと思いますけど、将棋世界を読むために大きい方を買おうかな。あとマンガを読むのにも大きいといいですね。
しかし2種類も画面サイズが違うのが出るのかは疑問です。どちらにしろ画面が大きくなるのは間違いないので楽しみですけどね。
以上です。あ、そういえば最新刊は5月号なのでお気を付け下さい。(※4月3日の段階ではまだKindle版は発売されていないようです)